遼河はるひさんがテレビ番組「なりゆき街道旅」で訪れていた共立リゾートの施設、『八幡野温泉郷 杜の湯 きらの里』へ行ってきました!
放送から少し日は経ちましたが「共立にこんなタイプのホテルがあるんだ?!」と、強烈に覚えていて、今回の旅が実現。
とにかく、”村”。
古民家が立ち並ぶ、のどかな田舎の村で過ごす休日についてレポしたいと思います。
帳場でチェックイン
きらの里への道のりは、新幹線を利用。熱海駅でJR伊東線に乗り換え、伊豆高原駅へ向かいます。
そこからは無料送迎バス(予約不要)で数分。東京駅からだと乗り換え含め2時間くらいで到着します。
宿の感じとしては、草津温泉の「木の葉」に似てる。
【共立リゾート】草津温泉 お宿 『木の葉』の口コミ
チェックインは「帳場」と名のついたフロント棟で行います。
(画像は公式HPより)
帳場で作務衣と必要なアメニティを選び、お部屋へ向かいます。
作務衣は他の方のブログを見ると女性用はピンクだったらしいのですが、全てグレーだけに変わっていました。
こういうのもLGBT配慮なのかもしれませんね。色分けする必要、ないですものね。
胸元には1つボタンがついていて、はだけないようになってて安心です。
こういうひと工夫、さすがー。
色浴衣については、HPには「選んでお部屋に持っていける」と書いてありましたが出ていませんでした。
でも、この施設については結構屋外を歩くから、浴衣より作務衣が快適かも。
村ができてた!
さて、まずは”村”の全体図を。
(クリックして拡大できます)
今回のお部屋は「竹ぶえ」というエリアにあります。
きらの里には幾つかのお部屋タイプがありますが、これは唯一、お部屋に温泉がついています。
地図の右下、紫色のところ。
地図左の赤字が帳場(フロント)なので、メインストリートを端っこまで歩いて行きます。
帳場から遠い。坂道&階段あり。
なんですが、途中、色々あります。
お魚のいる池があって(餌を「ガチャ」で売ってたけど故障中)、
輪投げやらシャボン玉やら昭和レトロな遊び場があって(足湯は休止中)、
うさぎ小屋があって(触れ合いタッチはできず)、
温泉と貸切温泉があり、
小さな滝もあったり(夜は水が出てなかったから、人口なんだと思われ)、
そしたら田んぼがあって、
手作りブランコまであって(大人なのでトライしませんでした)、
「竹ぶえ」エリアに到着。
緑が溢れていて、というか、草が鬱蒼としていて、「蚊に刺される!」と思いながら進みます。
玄関の引き戸を原始的に鍵で開け、「蚊が入る!早く早く!」と、中に入ります。
ちょっと、時代劇のセットを彷彿とさせるエントランス。
ここまで、坂道を登ったりしてけっこう遠く感じます。
と言っても、10分もかかるような道のりではありませんが。
都会で暮らすファミリー層なら、小さなお子さんに田舎体験をさせることができるんだろうなあと思いながら、景色や風情を楽しんで歩けました。
お部屋はどんな感じ?
お部屋は田舎の、昭和の、おばあちゃんちに来たような感じ。
昭和の、林間学校の山小屋に来たような感じ。
といえば、伝わるかな。
焦茶色の木、暗めの照明、古めの畳、引き戸や襖を動かすのにちょっと力がいるような湿気のある空気を思い出してください。
中は居間と寝室に分かれています。
椅子は座椅子タイプだけだから、足の悪い方はつらいと思いました。
逆を言うと、ごろっと寝転がりたい方には最適!
立派な梁のある高い天井は開放感があります。
縁側もある!(ここに座ってお茶は飲まないと思うけど)
窓の外の竹たちが目に優しい。
え?・・・じゃあさ、おトイレも古い?と心配になった方、大丈夫です。
山小屋風な感じのおトイレ。綺麗です。安心してください。
ちなみに、エアコンも貴重品ボックスも、ちゃんとあります。
洗面台の横には、「竹ぶえ」エリアのお部屋にのみついている、源泉かけ流しの露天風呂。常に、お湯が満杯の状態になっています。
(洗い場もあったし、シャンプーなども備え付けあり。でもお部屋のお風呂は、滞在中に使うことはありませんでした。もったいなかったけど、大浴場の勝利です。)
冷蔵庫などは、縁側の奥に。
コーヒーミルが無い代わりなのか、KEURIGのコーヒーマシンがついていました。静岡の地元企業であるトミヤコーヒーさんのカプセルが用意してあって、こういうところはほんと共立さんのじわじわくる良いところであります。
冷蔵庫の中には無料のお水だけ入っています。
施設全体とお部屋、どう思った?
筆者はワクワクひととおりお部屋の探検をし終わって、「ばあちゃんちだな。今の若い人たちにはおもしろいだろうな。」と、率直に思いました。
こういうのも、非常に、アリです!
蓮月とか敷島館とか、シティホテルに近いようなクオリティを求める人にはおすすめしないけれど、こういう里山の設定を楽しめる人にはおすすめ。
共立リゾートさん、こんなバリエーションの施設を作ってるなんてすごいな。
検索すると、「汚い」というキーワードも出てきたのですが、それもこれも、「里山を楽しめるかどうか」次第でしょう。
緑が多いゆえに虫問題はあります。けど、ひー!!!って思うような場面には遭遇しませんでした。蟻さんがおひとり、とか。
室内には、虫対策のものは備え付けてありました。気になる方は、虫除けスプレーを持っていくと良いと思います。
「部屋まで遠いよ!」「こんなに歩くのめんどくさい。。。」
と思ってしまう方は、帳場の近くにあるホテルタイプの「旅籠 八幡野」のお部屋を選んでくださいね。
でもそうすると・・・田んぼエリアは通らないから、せっかくの里山の雰囲気を一部分しか味わえないかも。
「部屋に露天風呂は要らないかな」「マッサージチェアがある部屋があるならそっちのほうがいい」
という方は、「別邸 山の音」を選びましょう。
ここも、石段があるからシニア層は要注意。
「古民家体験OK!」「夜中にゆっくり温泉に入りたい」
という方は、筆者たちのように「離れ 竹ぶえ」を選びましょう。
大浴場の温泉は24時間営業ではなく、深夜やチェックアウト前などクローズする時間帯もあります。
「一人旅で温泉宿に泊まりたい」
という方には、「個居 うみ蛍」がありますよ!
オーシャンビューだし、仲居さん的にスタッフさんはお部屋に入ってこないし、おひとり様時間を満喫しましょう。
とにかく、6600坪のひろーい敷地の中に、フロント、部屋、食事処、温泉が点在しているのです。
唯一、お泊まりがまさかの台風の日とか、大雨の日にあたってしまったらつらいな、とは思いました。
暴風雨の中、傘をさして、濡れて、ご飯食べに行ったりお風呂に入りに行かないといけない。
各施設に傘はたくさん置いてあったけれども。時の運、でしょうかねwww。だって里山だし。
次の投稿では、温泉や食事についてをレポートします。
【 伊豆は海鮮!】伊豆高原駅『おかりば』と共立リゾート『きらの里』 食事編レポ
共立さんのごはん、いつも楽しみすぎるから、テレビ番組で予習していた海鮮鍋、とっても楽しみです!
今回レポートした「きらの里」の詳細は、こちらからご確認いただけます。
杜の湯 きらの里(共立リゾート)