2022年10月にグランドオープンした共立リゾートの新しい施設、塩の湯温泉『蓮月』の宿泊レポート、食事編です。
海沿いの施設でもなく、栃木県の山奥ですので、海鮮とかお肉とか、あんまり特徴ないんじゃないかなと思っていましたが、とちぎ和牛がおいしかった〜。
けど、食事担当スタッフさんの接客は至らないところが多く、改善希望です。筆者と同じように「共立リゾート大好き!」ってファンはすごく多いから頑張ってほしいよ、待ってるよ。
夕食のメニュー
ドリンクはあらかじめ、瓶ビール(プレミアムモルツ)と烏龍茶が出してありました(無料)。
まずはビールでお食事開始。
前菜の野菜寿司とか。
「右のピンク色のものから、◯◯寿司、◯◯寿司、◯◯寿司です」
みたいな説明、簡単に欲しかったです。
ここに始まり以降ずっと、お品書きを見ながら、「これは?」「これはこっちか?」と、想像して当てて行くことになりました。
先椀。土瓶仕立て。
お造り。
お魚の種類の説明なし。
「醤油と酢味噌です」は教えてくれたけど、酢味噌は何に使うのがオススメ、くらい言ってほしかった。
「酢味噌は何に使うのかな?あ、このこんにゃくに使うものだったのかな?」なんて会話をしながらいただきましたよ。
ここに限らず、あああ接客ダメだなって一番気になったのは、配膳の仕方。
例えばこの醤油と酢味噌の入った2つのお皿。スタッフさんは右手と左手でそれぞれ、真上から5本指でがしっと皿を持っています。
そして皿をテーブルに置く瞬間、スタッフさんはもう配膳台にのった次に出す物のほうへ目線と身体が向いていて、醤油皿を最後まで見ていません。
そして、急いで配膳台へ帰って行く手指が皿のふちに引っかかり、皿がバタンとなったり、揺れたりします。醤油、こぼれる。
こっちがヒヤヒヤします。
この頃にはビールが無くなる。
お造りの内容を見たら、日本酒が飲みたい。
しかし、配膳スタッフさんが去った後、いっこうに誰も来ない。
来ても、慌ただしい配膳途中で横をサササッと通り過ぎて行くだけ。
コロナ禍にオープンして、この時期は急にお客さんが増えて施設側も忙しいんだろうな、ミニマムスタッフでやりくりしてるんだろうな。
まだ教育途中ってのもあるんだろうなあああああ。
そう思うと、気兼ねしてなかなか日本酒が頼めない。。。
でも、お造りをもう食べ終わってしまう。
居酒屋にあるような呼出ボタンがテーブルにあったので、押してみる。
しかし、誰も来ない。
何度押しても、来なかったわ。
仕方なく、通りかかった忙しいスタッフさん(自席担当ではない、制服の色の違う人)を捕まえる。
するととても困惑の表情。
要は、自分はドリンクのオーダーはちょっとわからないと。
クリスマス要員のバイトさんだったのかな?で、そうこうしまして、やっと日本酒をいただくことができました
次は肉料理。とちぎ和牛と那須プレミアム三元豚の合盛り。
とちぎ和牛、柔らかくてあまくて旨味があっておいしい〜。もっと食べたい〜。
さて、写真上中央の、蕪みたいなの。
お品書きを見ると、おそらくこれは、「慈姑」。
しかし、読み方がわからない。食べても、何かわからない。
・・・気持ち悪いのでスマホで調べる。
結果、「くわい」でした。
うしろの席からも同じような会話が聞こえてくる。
無知ですみませんが、サーブするときにスタッフさんがさらっと言ってくれたら、こんなことにはなりません。
お客さん側でこういう展開になるってこと、元CAの筆者は容易に想像ができますが。
こういうところのちょっとしたひと言って、お客側の心にすごく残るし、本当にたいせつ。
次は台の物。プレミアムヤシオマスつみれ鍋。
「湯気が立ってきたらつみれから入れてください」というのは、言えてました。
プレミアムヤシオマス、こちらも栃木県こだわりの名産品ですよね。ほどよい脂と甘さが口の中でほろっとして美味でした。
次は「心ばかり」。
敷島館でもあった、小鉢選択メニューです。
敷島館のときはスタッフさんが、「全種類でも大丈夫ですよ〜そういうお客様もいらっしゃいます!」とにこやかに言ってくださったのですが、今回は「2つ選んでください」とのこと。
で、悩んで、選びました。
フグの唐揚げと、牡蠣の万年煮。
すると、2皿食べ終わってだいぶ時間があいてから、
「おかわりのご注文ありますか?」と聞いてきたスタッフさん。
えー。なんだ、おかわりできたの???
ってことで、追加したしめ鯖。
珍味三種盛り(主のお代わり分)。
南禅寺蒸し(主のお代わり分)。
「南禅寺蒸しってなんのことだろね?」「頼んでみよっか」
大好きな茶碗蒸しが運ばれてきて喜ぶ主。
きっと共立さんの他の施設のスタッフさんなら、「南禅寺蒸しって茶碗蒸しに似たもので・・・」みたいな説明はするんだろなと、敷島館や月の宿沙らさんで食事したときの和やかなあったかい空気が思い出される。
しめのお食事、こちらも選択制。
主は蟹ご飯を頼み、筆者は鮭出汁茶漬けを頼みました。
けど、出てきたのは2つとも蟹ご飯でした。間違えられちゃったけど否定する気も起こらなかったし、おいしくいただきました。
デザートの水菓子はクリスマスバージョン。
お腹いっぱいです。
ごちそうさまでした。
食後の夜食
夕飯が17時半からだったので、食事している間におやつの「おしのぎタイム」は終わってしまい、どんなおしのぎだったのかわからず心残り。
食休みしてから、また温泉へ。
そして夜食の夜鳴きそば。
すごく賑わっていて、テイクアウトしている方もたくさんいました。
「おかみさん」みたいな方が満席状態をキビキビと丁寧に対応する姿も清々しい。
相変わらず、夜中に食べる醤油味の素朴な中華そば、おいしいです。
朝食のメニュー
窓の外は雪景色。
朝食はある程度、席にプリセットされていました。
焼き魚と白米(粥か普通のごはんか選択)を、あとから持ってきてくれます。
追加後の写真↓。
豆腐のような湯葉のような鍋物。
で、お味噌汁(写真左奥の黒いの)は鍋に入っていて席で温める形式。
これが・・・機械が壊れているのか、何度スイッチを入れてもやがて切れてしまう。
まったく、温まっていない。
スタッフさんに声をかけ、なんと3回も機械を入れ替えてもらうwww。
すると後ろの席のカップルさんから声が。
「ここのボタンを押してからスイッチ入れないと、ダメみたいですよー!」
なんと!
後ろのお客様はお味噌汁問題を自力で解決。
「ありがとうございますー!」って、なんだろうこのほのぼの&モヤモヤする時間。
スタッフさん、使い方を知らなかったんだな。
朝食後はロビーに設置されているドリンクマシンでコーヒーをいただき、主はまた温泉へ。
筆者はお部屋の露天風呂を入れます。
雪景色を見ながら、ゆったりと源泉かけながしの温泉に入れるって最高です。
ちなみに、朝の大湯処には無料の飲み物が用意されているのですが、栃木名物のレモン牛乳とヤクルトの2種類でした。
レモン牛乳、あっという間に無くなってしまってヤクルトしか残ってなかった。
けど、お風呂上がりのヤクルト、おいしい〜。
朝には雪は止んでいました。
送迎バスで山をくだると、下界は雪は積もっていなかったです。
車で来ていたのなら、「藤城清治美術館」(公式HPへリンク貼らせていただきました)まで足を伸ばしたかったのですが、公共交通機関で行くには20分くらい歩かねばならず諦めました。
藤城清治さんは有名な影絵作家で、みなさん見たことのあるであろうこんな作品を生み出す方です。
特に、猫ちゃんの作品が大好きです。↓これはジグソーパズルに商品化されたもの。
ジグソーパズル アップルワン 藤城清治 冬麗 竈猫 80ピース
今回レポートした「蓮月」の詳細は、こちらからご確認いただけます。
口コミを見てみると、やっぱり、感じ方はみなさん同じなのかなって思います。
塩の湯温泉 蓮月(共立リゾート)
でも、やっぱり共立リゾート大好きです。
共立さんに泊まると、”お客様をentertain”というCA時代の仲間の想いが蘇ってくるんです。良い施設になっていってほしい。
おしのぎと、お部屋のお菓子、それに藤城清治美術館を楽しみに、次回は冬でなく夏に車で訪れたいと思っています。
以上、倒(こ)けつ転(まろ)びつ、「こけまろ」でした。