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40代で白内障手術のお話②

40代で白内障手術(片眼だけ。もう片眼は白内障なし。)のお話、第2回は手術前に2回に分けて行った検査についてです。
「手術」とは無縁に生きてきた&レーシックも受けたことがない筆者。
なすがままに検査は進み、手術日は近づきますが、漠然とした不安しかないそんな日々。
何をしていても頭の隅っこに浮かんでいる白内障。
片眼をつむって見え具合を恐る恐る再確認しては、「・・・」虚無なんです。

1回目の術前検査

1回目の検査は、初診から約ひと月後。採血や術前オリエンテーションで1時間半くらいでした。
いつもやる、目に風がビュッと飛んでくる眼圧検査や気球をずっと見ている検査に始まり、左右の視力検査、機器をのぞいて画面にうっすら丸が見えたら反応する、みたいな検査もやりました。

そして、初の、目に麻酔も(点眼で)。
「眼球の長さを計測するので、今から目に棒が入るけど麻酔してるから大丈夫ですよ〜」って、明るく、スタッフさんに言われました。
ほんと、感覚なかった。

術前オリエンテーションでは、
・手術直後は眼帯で帰って、眼帯は翌日の診察でとります
・お風呂や洗顔洗髪など術後の注意事項
・術後の目薬の説明
・しばらくは透明眼帯をつけて寝ます
・しばらくは保護メガネ生活(メガネのデザインを選択)
・手術中は手術照明が強烈に眩しくて、切開されてるとか削られてるーなんて様子はわからなくて、みなさん照明を見てたらあっという間に終わってた!、って言いますよ
みたいな話を聞いて、

最終的に医師と看護師さんとで色々お話をし、
単焦点レンズで、今のど近眼に近いような環境をつくる。
とは言ってもせっかく怖い思いして手術するんだから、あんまり手元に焦点をあわせるよりも「ちょっと近視」がいいんじゃない?
家の中で、眼鏡もコンタクトも要らない生活ができる可能性もあるよ、
左目は手術しないから今とは変わらないけれど、左右で目ががんばって結構見えるケースも多いから。
ただ、車に乗るような視力矯正はメガネではバランスがとれないのでコンタクトで調整することになります。
・・・というふうになりました。

あくまで、「やってみないとどれくらい見えるかはわからないけれど」というのありきで。

2回目の術前検査

2回目の検査は、手術4日前。散瞳目薬をしてOCTをやりました。
初診の散瞳検査のときは、「まだそんな開いてないなあ」と言われ、時間をおいて何度も点眼した散瞳目薬。今回は1度だけでした。
OCTで「画面に赤い十字が見えてくるから、そこを見ててねー」と。
あとはいつもの眼圧検査や視力検査でした。1回目よりは数が少ない。

OCTをやった後に医師に診てもらい、
「んー。やっぱり真っ白白なんだよね。。。」と。

最近、『真っ白白』に微妙に傷つきます。

医師より、
1回目のときと同じように、やはり「ちょっと近視」でいってみましょうね。
乱視はどう出るかはわからないけど、コンタクトレンズで矯正しましょう、となりました。

素人考えでは、メガネで、片眼は伊達メガネ、もう片眼は矯正用レンズ、で作ればいいんじゃないのと思ってしまうのですが、「メガネで矯正は難しい。だからコンタクトレンズで。」というのが医師の見解です。

ってことはずーっとコンタクトをしていないと、ガチャ目ってことよね、それぞれの目の視力が極端に違うと気持ち悪くなったりしないのかな、あでも手術でどれくらい見えるかはわからないのか、多焦点レンズのほうが良いのかな。。
を、繰り返し考えてしまいます。

自分がどうしたいのか、自分のことは自分自身で考えて決めるしかない、というのが、苦しい。仕方ないことだけれども。

そして検査終わりに、手術前まで日に4回さす抗菌目薬と、手術直前に自宅で自分で点眼する散瞳目薬をもらって帰宅。
やっぱり目がチカチカしていて、しばらく横になって寝てしまいました。ふう。疲れます。

単焦点レンズか多焦点レンズか

白内障だと言われた当日の説明では、保険が効かなくて多少のお金がかかったとしても多焦点レンズのほうが良いと思いました。

でも、帰宅してからネット検索、YouTubeの眼科医動画を参考にして考えて、単焦点で今とわりと変わらない環境(ど近眼で老眼なし、コンタクト生活もメガネも慣れてる)にしよう、ということで落ち着きました。

単焦点か多焦点か、迷われてる方はたくさんいらっしゃると思いますが、「自分がどうしたいか。どういう生活がしたいのか。」が、一番大切。
自分が最も過ごしやすいと思うほうのレンズのメリットを考えるのが良いのかもしれません。

片眼だけ手術か両目やってしまうか

こちらも白内障だと言われた当日に、白内障は片眼だけだけど、両目を手術してレンズを入れるというのもアリ、と説明を受けました。
もちろん、両目だとコストは2倍。手術は片眼ずつ2回に分けて。
だけど、「ガチャ目」という不安は消える。
だけど、「健康な目の水晶体を早くにとってしまう」という不安が生じる。

手術日を抑えないといけなかったので、「両目やるなら今決断したら良い日程で手術を組めるけれどどうする?」という看護師さんの言葉に迷っていると、医師から「片眼にしたらいいんじゃないかな。決められないでしょう?怖さもあるし。後で考えることにして、ひとまず片眼で状況を良くすることを目指しましょう。」と。

ほんと、決められるわけ、なかったです。

ということで片眼(利き目じゃない右目)だけ、手術します。

続く。

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