宮廷麺って、食べたことありますか?
一見、ラーメンです。でも、食べたらわかる!
スープを全て飲み干すやさしいおいしさ、東京小平市にある「なにや」で中国麺を食べてきました。
中国宮廷麺 なにや
なにやは、西武多摩湖線「一橋学園駅」から徒歩5分の住宅街の中にある「中国宮廷麺」のお店です。
・・・あの、「ラーメン」じゃなくて、「宮廷麺」のお店です。
何が違うの?って、
700年前の明・清時代に歴代皇帝も食べていた麺を店主さんが古文書から再現した麺。
かん水・保存料不使用で、ほうれん草を練り込んでいるため麺は緑色(でも、ほうれん草味って訳でもない)。
その心は、医食同源(食べるものと、薬になるものの源は同じ)なのだとか。
スープも、煮干しや鶏ガラを強く感じるものではなく、鍋の最後のつゆのような、いろんな旨味の出た甘味のあるスープ。
野菜も小平産の無農薬野菜など、地産地消のものが使われているそうです。
↓こちらは「中国麺」。メニューにも、「ラーメンの味わいとは異なります」と、書いてありました。
※たぶん、12/30提供のため、チャーシューが2倍の4枚も入ってます。
わかりますか?緑色の翡翠麺がこちら。中細ちぢれ?と言えば良いかな。
お店の特許
「翡翠麺」関連で色々、商標の登録を出願中のようです。
そして、宮廷麺と並ぶお目当ての、「三色餃子」、こちらは実用新案が取れています。
実用新案登録第3215921号
↓見た目3色。
大きくって、中は挽肉と野菜がたーっぷりで、こちらもとってもおいしい。(食べかけごめんなさい)
こんな住宅街の中のお店で、失礼ながら「特許」だなんて縁のなさそうな響き・・・
でもすごいですね。せっかく、古文書から再現した麺ですものね。
「翡翠麺」で検索すると、他のお店の翡翠麺がたくさん出てくるから、商標のほうはこれから審査されていくのかもしれませんね。
麺も餃子も、とってもとっても美味だから、保護されてほしいです。
12/30だけの五色麺
今回、うかがったのは12/30です。
なにやさんでは、コロナ前までは、12/30だけ提供の五色麺というのがありました。
ブルーベリーを練り込んだりして、1本の麺が、5色になっているんです。
単純に5つの色の麺を混ぜているのではなく、1本の中で、5色になっている、というもの。
毎年、12/30の開店11時前には店の前に行列ができて、みなさんこの「縁起物」を食べにくる。
だけど、コロナ期に入ってからは提供されていないようで、今年こそはあるかな???と思って行ってみたものの、「12月30日の五色麺は造りません」という紙が店内に貼ってありました。
残念。
復活するかな?
復活してほしいな。。。
でも、店主さんはシニアさんで、奥さまのおかみさんも今年はいらっしゃらなくて、五色麺の準備をするのは大変なのだろうな。
・・・となると、商標や実用新案でこのおいしさの権利をしっかり守って、次の世代の息子さんが受け継いでいってほしいって強く思いました。
これからもずっと食べたいもん。宮廷麺と餃子!
ごちそうさまでした。
以上、倒(こ)けつ転(まろ)びつ、「こけまろ」でした。