倒けつ転びつ(こけつまろびつ)挑戦中
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日立製作所中央研究所の庭園公開へ行ってきました

国分寺にある日立製作所の事業所、「中央研究所」の秋の庭園公開に行ってきました。
企業が持ってるお庭?の域ではない立派な庭園。
通常非公開で年2回、春と秋に一般に無料公開されるのですが、コロナのため数年は非公開が続き、今回久々の公開となりました!

通称「日立の中研」へのアクセス

所在地:東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地

JR中央線国分寺駅北口から徒歩10分。

駅の反対側、南口徒歩2分の距離には殿ヶ谷戸庭園(こちらは有料で入園料150円)もあるので、中研とハシゴして秋の紅葉散策すれば、適度な運動量で良き1日になります。

一般公開するほどの庭園とは?

この日立の事業所は1942年設立。
元は、銀行の頭取だった実業家の別荘だそうです。
日立の初代社長さんが、「良い立木は切らずよけて建てよ」とおっしゃったその意思を受け継いで、現在の状態になっているとのこと。
広さは東京ドーム5つ分。敷地の半分は森林などの自然部分で、約120種、27000本の木々があり、野鳥は40種以上見ることができます。

湧水スポットもあって、庭園内には大池という池があり、そこから野川→多摩川→東京湾へ続いています。
企業の事業所内、しかも東京に、川の源流があるなんで驚きです。

「庭園」と言われていますが、お庭の作りとしては、大きな池があってその周りに木々があって・・・吉祥寺の井の頭公園に似ています。
だけど、年に2回しか一般公開されないためか、「普段、人の入っている気配」のようなものが感じられません。
ベンチがあってゴミ箱があって、自販機もあるとか、そういうものがないのです。
(広いので、仮設トイレスポットはあります。喫煙は、電子タバコのみ喫煙所がありました。ちなみにペット同伴は禁止。)

どんなお庭? 正門からマルシェまで

まず、こちらが普段の日立さん。
こういう角度からしか見ることができません。

正門から入ります。行ったのは昼の12時頃でした。特に行列に並ぶこともなく、すんなり入れました。

ちょっとした「橋」を渡って、オフィス棟を通り過ぎ、奥へと進みます。
橋の手前にはこんな赤い実が。そして、帽子&リュックのピクニック姿の元気なシニアグループさんがたくさん。
(女性の方は、ヒール靴はおすすめしません。アスファルト舗装された道もありますが、雑木林の中はどんぐりや松ぼっくりがゴロゴロ落ちているような落ち葉まじりの土の上を歩きます。)

すると、芝生の広場があって、ちょっとしたマルシェをやっていました。
あったかい飲み物やペットボトル飲料の販売、焼きそばや唐揚げなど軽食の販売、そして何より国分寺の野菜『こくベジ』の販売!
こくベジについては、リンク貼らせていただきます。
https://kokuvege.jp

どんなお庭? 協創の森

「生きている化石」と言われるメタセコイア。これ、大きくて立派でした。

湧水。これが源流。庭園内に流れる川も、お水がとっても綺麗でした。
お子さんが来ても楽しそう。実際、ベビーカートをひいた家族連れ、じいじばあば&孫ペアもたくさんいらっしゃいました。

そして人口だという池。

水面と紅葉の木々。写真が映えます。

池に住んでいる白鳥さん。大サービスで、池からあがって人間の近くまで来てくれました。
たぶん、緑色の草を食べているようでした。みんなここぞとばかりに撮影タイム。
この日は朝から小雨が降っていて昼に止んだので、写真は若干モヤっています。

こちらは山紅葉、紅枝垂。メジャーな木々には説明の札がかかっていました。

こちらは巡回コース終わりの方の、松林。

最後はまたマルシェの場所に戻って、橋を渡って同じ門から帰るという経路。
だからお買い物は先にしないほうが良いですヨ。
重たい大根とかキャベツを持ちながら歩いている方も結構お見かけしましたが。

我が家の購入品。
こくベジのキャベツ、「とっても甘い」と買いてあった紅い蕪、そしてカラフルな人参たち。

写真撮り忘れたけど、夕飯にバーニャカウダを作りました。
豚肉とあわせてせいろ蒸しもおいしそう。

パクチーもサニーレタスもラディッシュもパパイヤも買いたかったけれど、冷蔵庫キャパオーバーのため断念。
お手頃価格での販売だったので、次回はこういうことも考えて計画したいです。

楽しみ方アドバイス!

・お手洗いは、国分寺駅で済ませましょう
・広い敷地内、腰をおろせるベンチなどはなく、ごく限られた芝生エリアでレジャーシートを広げて休むことができます
・靴は、スニーカーや運動靴など、フラットな靴がベスト
・マルシェの買い物は、見学の最後に。大きめエコバッグもあると便利
・本格的ピクニック装備は不要です。靴さえ気をつければ普段の服装で
・この日は寒かったから、ミニカイロとか、小さなホットペットボトルがあったら暖をとれて良かったです
・この後、殿ヶ谷戸庭園をまわる元気は結構残っているはず

国分寺はムタヒロやくにをなどラーメン激戦地でもあるので、ランチにあったかいラーメンを食べて、午後は散策を再開するのも良さそうです。
お茶して帰るなら多根果実店も胡桃堂喫茶店もある。
駅隣接のセレオの上の階にはコクテル堂もあって、国分寺の緑豊かな景色を眺めながらおいしいケーキセットやカフェランチもいただけます。
秋から冬にかけては、富士山も見えますよ。

次は春に、一般公開があります。
日にちはまだ決まっていないようですので、3月下旬くらいからネットなどでチェックしておきたいですね。

以上、倒(こ)けつ転(まろ)びつ、「こけまろ」でした。